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1枚4円で証明写真を作る

写真紙焼きは、店舗に頼むのがお得!

出来上がった写真最近はデジカメの普及により写真の楽しみ方も随分変わってきました。ここ数年では、デジカメとプリンタを買ってプリントアウトを楽しんでおられる方々も多いのですが、自分で画像を加工して編集、プリントできるスキルのある人ならともかく、単にDPE*代わりのプリントアウトだけのためなら、ランニングコストの高さや褪色性などを考えるとあまりお勧めはできません。と、遠回りな書き方をしていますが、要は、単にデジカメで撮影してそれをそのまま紙焼きしたいためだけにわざわざプリンタを買うのは勿体無いということです、はい。まぁ撮った写真を今すぐ紙にしないと気が済まないせっかちな方なら高級プリンタ買う意味もあるのかもしれませんが...

*)DPE: development - printing - enlargement(現像-焼き付け-引き伸ばし) の意味を持つ和製英語

現在では、殆どの DPEショップがデジカメの撮影データを紙焼してくれますし、その値段も十数円~数十円と安いです。さらに、撮影データをインターネット経由で DPEショップに送れば、プリントして自宅まで郵送なり最寄の店舗なりに送ってくれるサービスまであり、とても便利になりました。自前でプリンタを買い、高い紙を買い、高いインクを買うなどの維持費を考えると、こういったサービスを利用しない手はありません。

特にインクジェットの場合は、詰まり防止のためのクリーニングに消費するためにインク代を払っているような面もあります。

と、前置きはこのぐらいにして...

証明写真を自分で作る!?

格安で枚数が多く取れるのがメリット!

長い人生、証明写真を要求される場面は何かと多いものです。証明写真を撮るときは数枚まとめて撮ると思うのですが、次に使う頃にはどこにしまったのだか分からない。忘れた頃に出てくるなどと言う悔しい思いもするものです。それなら、いっそ自分で証明写真を作るしかなかろう、というわけで実験してみることにしました。要は、*.jpg というデータをつくって、DPEショップにプリントしてもらおうという作戦です。今回は、証明写真の中でも最も多いと思われる「縦 4cm×横 3cm」のものにトライしてみたいと思います。(他のサイズのものも同様の考え方でできると思われます)

一般的にデジカメ撮影データのアスペクト比はパソコンと同じく 4:3。サイズで最も一般的なものは SXGA(1280×1024ピクセル) といったところでしょうか。これをプリントアウトすると、どのぐらいのサイズになるかと調べて見ますと、筆者がよく利用しているカメラのキタムラの場合、DSCサイズというのがあり、 119mm×89mm で 35円 となっています。つまり、このサイズなら、4cm×3cm の証明写真が 8枚は取れそうです(内訳:縦2列×横4列)。となると、そのお値段、1枚あたり僅か 4.5円。

写真の準備

オリジナル写真DPEに出すイメージファイルというわけで、まずは元画像(←左)を準備。今回のモデルはウチのダメ犬「みみすけ」です。相手が動きまわる犬なのでやむなくストロボを焚いていますが、ストロボを使うと不要な影が出ますので、本当はレフ板などを使って、十分に顔を明るくして撮影するのがいいでしょう。あと、背景となる壁に影が写らないよう距離を変えながら何度か撮りなおすのも良いかもしれません。

次に画像から必要な部分を切り出します。市販のレタッチソフトを使うのが便利です。1280×1024ドットのサイズに8枚を入れるためには、証明写真1枚当りのドット数は縦480×横320ドットです。これを並べて規定サイズにしたものが右の画像です(注意:WEB掲載の都合上縮小してあります)。最後に、この 1280×1024ドットの画像にファイル名をつけて JPEG形式で保存して、メモリカードに移して出来上がりです。あとはこのメモリカードを DPEに持ち込むだけ。

ちなみに、私の場合、CANONデジカメユーザなので、それに倣って IMG_0001.jpg というファイル名をつけ保存しました。適当なファイル名をつけてDPEの機械が処理できるかどうか自信がなかったもので...

出来上がり~耐水・耐候性はDPEならでは!

DPEに持ち込み、10分ほど待つとすぐできあがり。怪しくもなかなかの仕上がりになりました(冒頭の画像参照)。サイズも計算通りぴったりで、これを裁断すれば 4cm×3cmの証明写真 8枚がとれます。自前のインクジェットプリンタで印刷したものとは全然違い、耐水性・耐候性も抜群で、そもそもベースとなる印画紙そのものの耐久性からして比べ物にならないほど立派です

皆さんも是非チャレンジしてみてくださいね。

【注意】DPEの機械の種類や、作業の手順、セーブの形式やファイル名などに依存する部分もあるかもしれませんので、同じことができるという保証は致しかねます。各自で取った行動の結果に関して筆者は一切責任を負いません。あくまでも自己責任で... 本ホームページ閲覧上のご注意もご一読ください。

初版:2003.09.18

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