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EK JAPAN(株式会社イーケイジャパン)の、KT88を用いた真空管アンプキット(TU-888:限定モデル)...。
この機会に真空管布教活動でもしようかと考え、製作過程をご紹介しておこう。
これがキット内容。プリント基板に実装するタイプで、初めて半田ごてを握るような初心者にも、問題なく完成できるようになっている。また、懇切丁寧な取説(平ラグなどを使用した場合の実体配線図や、回路詳細解説までついている)も秀逸。 |
基板に部品実装した段階。 |
シャーシに、電源トランス、出力トランス、入出力端子類を取り付ける。一番のネックであるシャーシ加工を省略できるのがキットの最大の魅力でもあるし、寂しいところでもある。(注:筆者はシャーシ加工をするための一通りの器材は揃えている)。 |
シャーシ部に基板を取り付け、各種配線を行い、最後に真空管を取り付け、完成。テスタで電圧をチェックするなどの調整を行う。通常、真空管アンプを製作→調整する場合には、その性格上オシロが不可欠なのだが、さすがにこのキットの場合は、オシロ不要、テスタ一台で済むようになっている。 |
据付したところを、前面パネル面から眺める。アルミ削り出しのパネルは、とてもキットとは思えない重厚さである。トランスの配置も際立って、なんとなく、戦艦を思わせる風貌である。 |
背面部。かなり本格的なもの。特にピンジャックは、メーカー製アンプにも殆ど見ることのできない、高品質なものである。 |
点灯の図。やはり冬場は真空管に限る?? 部屋を暗くして、真空管アンプでジャズを聴くのは、至福の時間である。 |