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[1993.06.05] Roland SC-55mkII (MIDIモジュール)

何を間違ったかMIDI音源を購入(涙)

何となく、ネットではめられてしまったような形になって、勢いでMIDI音源モジュール(Roland SC-55mkII)を購入してしまいました。ああっ、社会人2ヶ月でこの物欲状況... 非常に情けない次第です。

というわけで、早速所有するMIDIデータを演奏させようとするが、添付ソフト(Ballade)では、*.SNG データの再生しかできなかった(涙)。私がMIDIを購入した直接の目的はほかでもない、*.RCPの再生なのであって、大いに悲しんでいたところであった。

結局、試行錯誤の末、MIMPI+RS232C の組み合わせでMIDIデータを再生することに成功(笑)。偉すぎるぞ MIMPI! 凄いぞ、MIMPI!

コラム:MIMPIとは?

MIDI(正確には DTMと書くべきか..)が普及し始め、数々のシーケンスソフトが出現した結果、多くのデータフォーマット*が乱立する結果となった。

*) .SNG/.MCP/.RCP/.R36/.MM2/.MM3/.SSW/.MID/.SEQ/.EX/.SNG/.MMC/.PLS/.STD/.MFF/.RMF ...数え上げるのも恐ろしい

そのため、ネット上でMIDIデータが行き交うようになると、大変なことになった。例えば、ワープロソフトにも何種類もあるが、世の中の全てのワープロ文書を見ようと思えば全てのワープロを取りそろえないといけないのと同様、MIDIの世界にも同じことが言えるようになってきたのである。

当然ながら、各種のフォーマットを一本のソフトで演奏できないかという要求が高まってきた。それを実現した画期的なフリーソフト、それがMIMPI(98版 ©Saito : フリーウェア)なのである。

MIMPIは、各種フォーマットの MIDIデータを演奏できるのみならず、簡易的に画面を制御するマクロを搭載していたため、これが歌詞の表示(一種のカラオケ機能)などに使われ、爆発的な人気を博した(拡張子は .WRD)。さらに、MIMPIのバージョンアップに伴い、文字のみならず MAG形式の画像データ表示などが可能になり、MAGデータを用いた簡易アニメーション等も可能になっている。その他、MIDI音源を装備していなくとも、パソコンの内蔵音源(FM音源)、最悪 BEEP音でも演奏できるという神業的な機能までついている。

MIMPIが国内のMIDI(DTM)普及に与えた影響は限りなく大きく、これによって、MIDIの名が一気に知れ渡ることになった。これらの仕様は、のちの CMPLAY, TMIDI 等へと大きな影響を与えている。

さて、昔からちまちまと集めていた MIDIデータの中に、2つほど気に入ったデータがあった。その一つは、YMOの「東風」のライブバージョンで、ホンモノそのもの。秀逸のできである。そして、もう一つは、「ムーンライト伝説」のGS音源対応データであった(笑)。これも素晴らしい出来で、思わず涙してしまう(T^T)

ネット上で話題沸騰だった「(某番組の)変身テーマ」と「ムーンティアラアクションテーマ」は、CM64という別の音源対応だったせいか、今一つであった(涙)。こうなったら CM64+ギターカードを購入するしか…(嘘)。

当時の設備

共用部屋(社員寮)に入っていたので、必要最小限の設備になっています

当時の持ち物

NEC PC-TV451(CRT)
NEC PC-9801UV2(パソコン)

Roland SC-55mkII(MIDI音源モジュール)
MITSUBISHI HV-BS22(BS HiFiビデオ)
SONY DTC-57ES(DATデッキ)
SONY CDP-X555ES(CDプレーヤ)
SANSUI AU-α607DR(アンプ)


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