トップページ>エッセイ > 「ときメモ」と育成ゲーム > 資料:"仮想"アイドル次々誕生

資料:"仮想"アイドル次々誕生


1997.01.07 朝日新聞「経済面」

1997.01.07 朝日新聞「経済面」

"仮想"アイドル次々誕生

画面からファンに語りかけるバーチャルアイドル。右上が、歌手デビューした藤崎詩織=東京・六本木のディスコで

 「私と一緒にステキな思い出つくりましょ」。サラサラのロングヘアにヘアバンドをした美少女が巨大スクリーンからほほ笑みかけると、約六百人の観客から歓声があがった
 藤崎詩織、十七歳。十二月に歌手デビューしたばかり。ただひとつ、普通のアイドルと違うのは、画面の中でしか存在できない「バーチャル(仮想)アイドル」という点だ。
 詩織は、百万枚を超える大ヒットになった恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル」の主役。高校では成績優秀・スポーツ万能のマドンナ的存在で、彼女から「愛の告白」を受けるのがゲーム一の難関、とされている。
 制作したコナミはこの人気に目をつけて、ゲームのキャラクターから芸能界へデビューさせた。財津和夫さんら一流ミュージシャンが作曲し、総額二億円をかけて売り出した。今年はアルバムを出し、コンサートまで予定している。
 歌っているのは声優の金月真美さんだが、アイドルはあくまでキャラクターの藤崎詩織なので、金月さんの名前はCDなどに一切だしていない。
 バーチャルアイドルでは、ホリプロがコンピュータグラフィックスを使って、ダンスしながら歌う「伊達杏子」をデビューさせている。「リカちゃん人形」で知られるタカラもこの春、画面でおしゃべりするリカちゃんを登場させる予定。年をとらないアイドルが、アムロと一緒にヒットチャートに登場する日も、遠くないかもしれない。

記事に対するコメント

企画屋の暴走?

○リプロとか、○カラとかの企画って、何か勘違いしてるんじゃないの!!??

ときメモは「ゲームの中でストーリーがあって、既にファンの中で『理想人格化(神格化?)』してるから、受け入れられる」のであって、間違っても「平面(2次元)だから」「CGだから」「髪の毛がかったりだったりするから」「年を取らないから」受け入れられてるわけじゃないと思うぞ!!

バックグラウンドなしでは...

「キャラの性格付け」「プレーヤに対するリアクション(インタラクティブ性)」というバックグラウンドがあってからこそバーチャアイドルが受け入れられるものだと思うが...。まったく、業界を勘違いして、「ただ売れそうだから」参入するというあたりは呆れて言葉も...。(億単位の金が無駄になるぞ!!)

ゲーム界でバーチャアイドル化が可能なキャラが残っているとすれば、筆者が思うに「がろ伝」「侍魂」「同級生(/2/下級生)」ぐらいのものじゃないの?? アニメ界にはいっぱいいそうだけど...。


本サイトへのリンクはご自由にどうぞ。詳細についてはCopyrightのページも合わせてご参照ください。
© 1997-98 tecmemo.com, All Rights Reserved.