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[2001.11] TOSHIBA Libretto L1 昇天 (追憶)

夏に買ったばかりの Libretto L1、仕事で使っていたところ、ひょんな事故に巻き込まれて落下、無線LANカードが Libretto にめり込んでしまいお亡くなりに...。

Libretto L1 破損スロット

購入店であるビックカメラ天神に持っていき修理見積りをとると、メインボードの交換ということで、修理金額が12万ちょいという破格値ビック保証に加入していたので安心していたが、約款を読むと、なんと、これは購入時の金額を上回る損害でなければ、一切の保証はないとのこと。うう、僅か1万円足りないだけで自腹になるなんて... LCDパネルでも割っておくべきだったか? しかしもう間に合わんな。まったくふざけた補償である。こんなことならベスト電器で買っておくべきだったよ :-P などと思っていたら、事故の状況から、勤務先がらみの損害保険で修理金額分相当(=12万ちょい)の補償がされることになり、そういった意味では今回は本当に運良く助かりました。

マシンを分解してみると、幸いなことにPCカード(*1)スロット部以外に目立った損傷がなかったので、 PCカードスロット部を半田ごて片手に丁寧に剥離させると、とりあえず PCカードスロット無しの Libretto として起動するようにはなった。とにかく、データが全て救い出せたことについては本当に良かったと思う。ん、ちょっと待てよ? PCカードコネクタ部分以外には目立った損傷がないということは、コネクタだけ入手できれば、ひょっとしたら復活できるかも?という淡い期待が...。

(*1)PCカード規格は俗に PCMCIAと呼ばれているが厳密には誤り。日本 JEIDA(当時)と 米国 PCMCIAという2つの機関が共同で策定した規格が PC Card Standard である。

Libretto L1 に積まれている PCカードコネクタには、例によって HRSの刻印があるので、即座にヒロセ電機製であることは分かったが、ヒロセ電機のWEBを手繰るも、どうもこのコネクタと同一の部品はなさそうだ。ひょっとして、一般には卸していない特注品なのか!? などと心配になる。

気を取り直して、ヒロセの WEBから PCカードスロットの pdfカタログをダウンロードして、ノギス片手に Libretto上 のそれと必死に比較すると、どうやら、同一製品ではないものの、サイズ的に互換性のありそうなコネクタが見つかった。その製品こそヒロセ電機製「CardBus 対応 PCカードスロット用 SMTコネクタ」

SMTユニットIC11SA-68PLR-1.27SF-EJL
ガイドユニットIC11SA-BUR-PNEJL

である

SMTユニットとガイドユニットはペアで使います。詳細はヒロセ電機の公式WEBを参照のこと

しかし、SMT(*2)コネクタなどこんなマニアックな製品を扱っている奇特なお店など地方都市福岡にはあろうはずもなく、11月、東京出張に行った際に、ようやく秋葉に向かうことができた。しかし! 頼みの綱であったラジオデパートの 1Fにあるヒロセコネクタ代理店では「SMT品は取り扱っていない」との悲しいお言葉によりあえなく撃沈。

(*2)Surface Mount Technology. 表面実装技術。マウンタと呼ばれる実装機で実装し、リフロー処理を行いハンダ溶着するもので、「趣味の電子工作」の世界とは無縁の部品である。特に近年では部品の小型化が著しい。

次に、駄目もとでリブラ~の殿堂チチブデンキに向かってみる。お忙しい中、保守部品の資料を調べてもらうが、さすがに Libretto も今時のパソコンである。「メインボード全体」で1つの部品ということらしい。なるほど、ビックカメラ経由で修理見積もりを取ったとき、メインボード換装と言われた理由が納得できるというものだ。ちなみに保守部品としてメインボードを取り寄せたら幾らかと聞いたところ、8万ちょっとだということだったのであえなく退散。しかし、さすがチチブデンキ、Libretto L1 の底面カバーなどはすぐに取り寄せできるとのことであった。上記写真のようにカバーも割れているのでいつかお世話になることにしよう(^^;)

結局、一連の流れの中で、修理を断念し、暫くそのまま使いつづける。しかし、PCカードスロットのない Librettoは、LANに接続できず、PIAFS PCカードも使えず、本当に不便なものだ...。また、スロットを抜いたせいか、キャビもぶよぶよになっており、継続使用も心配だ。そして何よりも、損害保険金が出ているのに、そのままにしておくのも、気分的にも心苦しい部分があるので、結局、新しいマシンを買うことに決めたのである。


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