プリンタを買う必要性に気付いた私(→既述:「追憶」を参照)は、ついにとある日、決断をした。さて、いよいよ店に行く段になって、私の職場の先輩が言うには、NEC PC-PR101/J110(HPからの OEM:右図)がいいという。私もこのプリンタは考えないこともなかったが、自宅と会社を往復しているノートパソコン(ns/R)でも、RAでも使用できる小型のモノクロバブルジェット(Canon BJ-10シリーズ:左図)を考えていたので、どうもしっくりこなかった。
だが、その先輩によると、
(1)シートフィーダーが標準でついている(プログラムなどにはぴったり)
(2)カラー印字ができる
(3)意外と高速
(4)価格が安い
などのセールスポイントに負け、あっさり預金を切り崩して買いに行ってしまう私であった(^^;)
¥27,000で買ってきたこのプリンタだが…、値段のわりに(というか定価は ¥65,000だし、HP製だから信頼性も抜群)いいプリンタであった。何せ静かだし、今まで使ってたドットプリンタよりも速いし、心配していたインクの滲みも、思っていたほどでもない。DOS(PC-PRモード)で印字しながら、「うーん、こんなことならもっと早く買っておけば良かったのに」と後悔する私であった。
次に、折角だから Windows 3.1で印字しておこう。そう考えた私は、早速 98RAで Windowsを起動した。まずは README.WRIだ…、おおっ、24ピンドットとは比較にならない! なんて美しいんだ。まるで Macのようだ(笑)。
で、ついでにカラー印字も試すことにした。早速、某所でお世話になっている さくら さんの CGを印字することにする。ところがどっこい、現環境が16色環境なので、Windows上ではパレットが足らず、色が完全に化けてしまう。これをそのまま印字しても、やはりその程度のクオリティーでしかないのであった。(理由は良く分からないが...)
そういった事情により、カラー印字はあっさりあきらめて、次は MS-WORDを使うことにした。しかし、UVの時代から流用している汎用 4MB/16bitアクセスメモリは、DOSで RAMDISKにして MASLを動かしているには良かったが(爆)、この 32bit CPU という時代にアプリケーションを動作させるにはあまりにも非力だった。既にこの時点で私は、RA上で WORDや EXCELを活用したいと感じはじめていたので(これが今思えば間違いの元だった)、この HDD = 仮想メモリというこの情けない状態は我慢ならなくなってきた。ましてや、印字する段になるとイメージを HDDに作りに行くものだから、とても遅い!!
もうこうなったらメモリ増設しかない! それも RA内部増設の 32bit専用メモリである。できれば 16bitメモリも残してやりたいが、これは VM21の方に搭載しよう。