この一年間、オーディオ機器の充実に力を注いできたのであったが、そのせいか、いいかげんモノが増えすぎてきてわけがわからなくなってきた。それに財政も逼迫気味だ...。そんなことを考えると、幾分物欲も減退局面に入ってきつつあった。そんなさなか、えすもと氏と晩飯にやま中のモツ鍋を食いに行くことになり(1997/9/14)、その席での情報が...。
話を聞くと、なんでも彼がジークス天神に行くと、彼の持っているデジカメ(C-400)の上位機種、OLYMPUS C-410L が、接続キット込みで、なんと三万円を切る価格で置いてあったというのである。えっ! C-410Lってカラー液晶画面つきのデジカメで、定価も7万円を超えているはずなのに、なぜそんな安い価格で?? この機種って、接続キット以外の追加購入物(メモリカードとか、充電キットとか)も一切不要で、Mac,Winの両方に対応しているという、まさに脳天直撃ものの製品である。しかも、この根付けは、この製品としては現時点で底値だと思われる。さらに、カメラメーカーから出ているこの製品の完成度の高さは、えすもと氏により十分証明されている。
この話を聞いてからというもの、金のない私は翌日(15日、敬老の日)も散々悩んだが、この僅か一週間で HDD+LANアダプタと、合計5万円も使っているだけあって、悩みつつも動かなかった。しかし、その日の晩、眠りつつあったところでまたもやむくむくと「買わねばならない」という気持ちが高まってくるあたりが悲しい性である。そういえば、氏の情報によれば、台数限定だったっけ... ならば、出勤前にフレックス制度を利用して、ジークスに寄ってみて、もし店頭に残っていたら運命だと諦めて買おう、で既に売り切れていればそれはそれ。うん、それでいこう。
翌日火曜日は、なんと台風が九州北部地方に接近するという、あいにくのコンディション。しかし、ジークスに行ってみると、なんと営業している(笑)。早速 PALTECに行くと、残り2台だったが、間違いなく現物が!! 早速ゲットしてしまう私が悲しい... で、早速会社に向かおうとすると、なんと会社は台風のため昼から休みになるというではないか。もう即帰りじゃぁ。
しかしさすがにカメラメーカーの製品、38万画素で、決して高画質とまではいかないが、素直な写りでいうことなし。コントラストや色の再現性も、思ったとおりものが得られる感じ。ただ、暗いところはかなり苦手な模様。一方、操作パネルのインタフェースは比較的わかりやすく、さほど悩まずとも使える。また、画像の転送は、付属ユーティリティによるシリアル(232C)転送だが、速度は期待していたよりも若干だが遅い感じ。このあたりにシリアルの限界を感じてしまい、思わずメモリカード方式のカメラが欲しくなる...イカンイカン(=o=)。ところで、グリップ部分にある単三×4本の電池格納部分だが、電池の配置が変則的になっており、ホールド感は抜群。このあたりにカメラメーカーの愛を感じてしまう(^^;) ただ、電池のモチはちょっと... しかし総じて満足のいく内容であった。