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[2001.06] 新型 Libretto L1 発表 (追憶)

Let's note 不調...

3年弱、毎日のように持ち歩き続けた Let's note mini、酷使がたたって、既に昨年、バッテリが完全にお亡くなりになってしまい、モバイル用途には全く使えなくなってしまった。バッテリが死んでしまうと、ちょっと場所を移動するだけで、いったんシャットダウンして、コンセントを抜き、移動先でまた再起動というとんでもない無駄な作業が増えてしまう。これでは出張先などでろくに使えないのは言うまでもない。ここでバッテリを買いなおすとそれなりにお値段が張るし、MMX120 も今となってはつらいスペックになってきた。ついでに言えば、あらゆる周辺機器がUSB化してきている昨今、mini に USBが搭載されていないというのも、このご時世、とかく不便だ。こうなるとそろそろ新型を考えねばなるまい。

昨年、FPANAPCの署名活動が実り、Let's noteに光学式トラックボールが復活したということで、ご多分に漏れず私も喜んでいたのだが、私が本当に心待ちにしている miniタイプは、待てども待てども出てこない。某展示会で説明員に聞いたところ、「miniのトラックボールタイプは今のところ出す予定がない」とのことであった。数あるノートPCの中でも、光学式トラックボール、パンタグラフキーボードなど、セカンドマシンとしての基本をきちんと押さえたノートは、唯一 Let's noteしかないのに、その軽量タイプが出ないとは... なんだか、とってもがっかりした。

トラックボールの使い勝手にこだわるのなら、妥協して B5タイプの Let's でもいいじゃないか?という突込みを受けそうだが、実際には、自宅にも会社にも立派な PCが複数台ずつある。現在 Let's note miniを何に使っているかといえば、「可般式の私物ハードディスク 兼、私物インターネットアクセスマシン 兼、PDA 兼、MIDI鑑賞マシン」だ。それゆえ、どこへ行くにも持ち歩いていないと落ち着かないし、そのためには、僅か500グラム(=ペットボトル1本)の差とは言えど、私としては、毎日持ち歩くノートに 1.5kgの重量など考えられない。ついでに言えば、少なくとも、トラックボールの使い勝手は外付けマウスで代用可能だが、重いPCはどうあがいても絶対に軽くならないわけで、それゆえ、PCの重量は私にとって選択時の最重要事項の一つなのである。

で、Let's note mini (以下、miniと省略) の後継機が出ないとなると、1kg前後を求めるなら、他社の薄型 B5ノートか、あるいは、VAIO C1のようなサブノートぐらいしか選択肢がない。しかし、いくら妥協しても光学式トラックボールからタッチパッドまで堕落(笑)したくはないし、かといって、VAIO C1は(私にとっては単にコストを上げるだけの余計なお世話の)カメラとかついており、ただでさえ少ない Windowsのリソースを浪費する、よくわかんないアプリがプリインストールされている。なんで使いもしないアプリを入れて、ただでさえ不安定な Windowsの安定度を下げるかな?? 手っ取り早くお得感を感じさせるには便利なんだろうけど、市場も飽和してユーザの目が肥えてきた今後はどうだろう?

Let's note故障

やっぱり mini は良くできていた。なぜ後継機を出さないのだろう...。VAIO C1に勝ち目がないと思ってるのかねぇ? 私としては、VAIO C1の軽さと光学式トラックボールが一体になったら、どこのメーカでも即買うのになぁ。

こうやっていろいろと考えているうちに、ここ数ヶ月、時に液晶画面が乱れまくるというトラブル(写真→)が頻発し、いよいよここへきて到底マトモに使えない状況になってきた。思い切りの悪い私もさすがに観念せざるを得ない状況に...。なんとタイミングのいいことに、ここへきて、Libretto復活の発表(impress様の記事)が。

Libretto L1/060TNMM の諸元については、記事に載っているのでここでは省略するが、見れば見るほど、私の希望をほぼ満足する内容だ。特にポイントが高いのが、「1280×600サイズの液晶、打ちやすいキーボード、そして破格ともいえる価格」だ。一気にボルテージが上がったのは言うまでもない。

しかし、あのミニミニマシン Libretto に理想的な大きさのキーボードと液晶が乗ってるとはどういうことだ?? Libtettoといえば初代のサイズを即座に思い浮かべてしまう私にとって、きわめて素朴な疑問が湧き上がってきた。早速、記事に書かれている寸法を元に、職場にある VAIO C1と比較する。えっ、新Librettoの方が VAIO C1より断然デカイじゃねーか。というか、今持ってる mini よりデカイ!! こんなもん、どう考えても Libretto(=「小さな本」の意)じゃねーよ! もしかして、ここ2、3年、いろいろと事件続きで苦戦している東芝が、Librettoの過去の威光を借りて出しただけの、実はしょーもないパソコンなんじゃないだろうかというあらぬ疑念が沸々と...(笑) うーん、ちょっと悩むなぁ。実物が店頭に並んで、手にとってみてから考えよう...。(次回に続く→)


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