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[1998.09.26] Panasonic Let's note AL-N4 (パソコン)

光学式トラックボールで至福のひととき

会社から口座にお金が振り込まれたという通知がきた。そういえば、入社したときに会社で「結婚資金の社内積立」なるものがあったが、それがどうやら満期になったらしい。就職以来物欲貧乏街道まっしぐらの私にとって、6年目にして初めてのプラスとなるお金である。こうなりゃもう結婚するしかないやろ~(笑)。しかし当然ながら世の中そう甘くはない。となれば、モノと結婚するしかないのか...(爆笑)。

そんなわけで、ここ2年間の懸案事項であるサーバーPCか、ノートPCをぽーんと買ってもいいのだが、永年の物欲貧乏生活にすっかり慣れきった小心者の私には、そんな大それたことは出来るはずもなく、悶々とした状態で1週間が過ぎた。と、そこへ、九電記念体育館でベスト電器がバーゲンをするという情報が。

Panasonic Let's note AL-N4

早速チラシを入手するが、今一つ目玉がない。唯一、コストパフォーマンスが良さそうと言えば、Panasonic Let's note AL-N4 の 10台限り 99,800円というヤツだけだなぁ。何をさておき、私が史上最強のポインティングデバイスと思っている光学式トラックボールを搭載しているマシンだ。加えて、携帯に便利な A5サイズ 1.0kgという軽さ!。職場から時々持ちかえる note PCがおよそ 2 kg*ということを考えれば、約半分だ。これを買えば持ち歩きもかなり軽くなるだろう。しかもこのサイズで LCDは SVGAをサポートしているからWindowsもそれなりに使えるだろう。欲しい!

(*)ピンとこないかもしれないが、2kgといえば、一升瓶の重さである。そりゃ重かろう

しかし、冷静に考えると、このマシンは既に片落ち品だし、USB端子もついていないから今後が心配だ。HDDも 1.6GBだから、PC-UNIXとの同居も面倒だし、CPUも電力だけはガバガバ食うものの仕事は中途半端という MMX120MHz。33MHz系マシンじゃないなぁ。そう考えるとイマイチの品だ。このスペックでは2年も持たないだろう。うーん、悩むなぁ。

さんざん葛藤しているうちにバーゲン初日。「悩んだら買わない」という貧乏人の鉄則に基づき、静観を決め込む私であった。しかしやっぱり気になる。そうこうするうちに夕方になった。聞くと、職場のK氏が会社帰りにバーゲン会場にいくらしい。というわけで、とりあえず様子を見てきてとお願いする。待つこと一時間、19時ごろになって、現場のK氏から電話がかかってきた。なんと、まだ台数が残っているらしい。しかも、複数台。思わず購入をお願いしようなどと考えてしまったが、こんなことで衝動買いをしてはならんと我に返る私であった。

と割り切って帰宅したものの延々悩む。思えば、これまでに PCカードNICPCカードモデムといろいろ買ってきた。そして、この期に及んで Let's noteが売れ残っている。もしかして、買えというお告げではなかろうか? となれば、ひょっとして、私には Let's noteを買う責務があるのではなかろうか...? うーん、こうなったら、明日、午前中に会場に行ってみて残っていたら保護してみるか。

さて翌日。えいちゃんと一緒に会場に行く、と、そこには大方の期待を裏切らず Let's noteが。あまりのあっけなさに少々悩んだものの思い切って購入。この日は10万円以上購入で1万円の金券バックだったため、Let's noteと一緒にテーブルタップを購入して10万円として、戻った金券に 4,476円手出しして追加メモリ(ADTEC 64MB)を入手(合計80MB)。これで PC-UNIXも気持ち良く動くことだろう。

持ちかえって開封する。それにしても軽いなぁ。次にメモリを入れ、起動して光学式トラックボールの感触に浸る。う~ん、ノートには最高のデバイスだ。パッドなんか使うヤツの気が知れん。続いてアプリのインストール、さらにデスクトップからデータの移動をする。と、なんとハードディスクの空きが殆どないではないか! これでは PC-UNIXどころじゃなくなった。

...もしかして、HDD換装しかないのか???


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