先月、Libretto L1 が昇天して、買い替えを決意してからというもの、新たなマシンの選定にちょっぴり悩んでいた。実用になるキーボードと、コンパクトさが両立していないと不満な私にとって、今一番魅力的なマシンと言えば、もちろん、IBM の s30シリーズ。重量と価格については不満だが(IBMが高いのではなく、Librettoが安すぎるような気がせんでもないが...)バッテリ持続時間、デザイン、操作性ともにいう事なし。
しかし、保険金の金額が 12万円そこそこということを考えると、20万円強の s30はちょっと高い...。あと、ノートは消耗品であることも忘れてはならない。ノートに20万円もかけるなら、安いノートを買って、残りをデスクトップの強化にかけるべきだろう。少なくとも、8万円もあれば TFT液晶のそこそこの製品も買えそうな勢いだし、ノートはあくまでも出先の便利なツールだと捉えるならば、20万円も出すべきではないだろう。考えれば考えるほど、やはり Librettoと同価格帯の軽量ノートを買うしかなくなってきた。
しかし、この価格帯だと、Librettoシリーズしか選択肢がない...(笑) そうそう、Libretto専用のメモリも購入したばかりで、他の機種を買うと、こいつも無駄になってしまう。
そういういきさつで、芸がないなぁとおもいつつ、結局、Libretto を物色。現在市販されているのは Libretto L2と、L3だ。ビッグ補償の実態に懲りた私は、まずベスト電器に探しに行くが、ベスト電器では Dynabookは扱っているものの、Libretto は取り寄せ。しかも値段的にも到底誉められたものではない。あっさり諦め、ビックピーカン天神で調査したところ、
品番 | OS / HDD | 価格 |
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Libretto L2 | Windows Me、10GB HDD | 129,800円 |
Libretto L2 | Windows 2000、10GB HDD | 134,800円 |
Libretto L3 | Windows 2000、20GB HDD | 149,800円 |
とある。うーん、本当に悩む。
ノートパソコンは保証期間中に筐体を開けることはできないので(さすがに過去の経験が生きている(笑))、どうせ買うなら 20GB HDDが欲しいが、そのためだけに 15万円となるとさすがに手が出ない。だいたい、HDDの容量が +10GBというだけで、これに対して15千円の追加をするのは考えモノだ。実際、デスクトップがあるのに、ノートで巨大なデータを扱う必然性もないだろう。ということで、L2の WinMeモデルか Windows 2000モデルかという選択肢に絞られた。
WinMeの不安定さに散々泣かされた私としては、Windows 2000 は是非欲しいところ...なのだが、冷静に考えると、既に WinMe→Windows XP Home へのアップグレードキットを購入済み(既に最近届いて手元にある)で、あとはインストールするだけという状態だ。ここでわざわざ 5千円高い Windows 2000モデルを買う必要性もないだろう。
こうして、運命のめぐり合わせか、Libretto L1 最大の不満点を克服した Libretto L2/060TNML を購入する羽目になったのである。保険金に対して1万円ほど手出ししている形にはなるのですが、10/100M LAN端子がついているので、有線環境さえあればすんなり接続できることは本当に心強い。
どうせOSを入れ替えるならクリーンな状態が良いので、購入直後から早速 Windows XP Home に OSを入れ替える。しかし、Meとは比較にならないほど XPは重い...。256MBもメモリを積んでいるというのに... もしかして Crusoe特有の現象なんでしょうか?? Pentium III とかでは問題ないのかなぁ?? やっぱり 5000円の差額をケチらず、Windows 2000 モデルを買っておくべきだったのか? とちょっと後悔...。