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[2002.03] 引越、新ネットワーク環境に (追憶)

2001年... 家族が増え、さすがに足の踏み場もない状況の中、引越しを考えざるを得なくなってきた。色々と考えに考えた末、とあるマンションに引っ越すこととした。さて、ここで問題になるのがネットワーク環境である。勿論、既に筆者も利用している無線LANをそのまま持ってくれば特に問題ないといえばないのだが、将来を考えると、5年後か10年後かは分からないが、LAN上を映像が流れる日が来るに違いない。無線で映像伝送のビットレートを安定して出すことが難しいのは5年後になっても変わるまい。それに、無線は時々不安定になることがある。新居で隅々まで電波が届くのか、仮に届いたとしても安定性まで確保できるのかという意味では全くの未知数。だとすれば、将来を見据えても、100M,1Gといった部屋間配線を入居前にお願いしておくことは価値のあることだ。

企業ばりにパッチパネルを設けたような集中配線型の LAN環境を整えておけば、将来的にも安心ではないかと考え、マンションの電気工事担当と話をしてみると、どうも内装工事が進んでいるため、今更パネルのためにスペースを区切ることは難しいとの話。ううむ...。となれば現実的な選択肢を考えることとしよう。

まぁ考えてみれば、マンションの管理組合が光化を決議しない限り、WAN側は当然 ADSLになるだろう。ということは、電話機を設置する場所がそのままネットワークの中心となる。しかし、PCは電話台のところで使うわけではないからから、どうにかして、PCまで引っ張ってこねばならぬ。というわけで、次善の策として、電話台のところから、各部屋に対して CAT5eを床下配線してもらうこととした。CAT5e なら 1Gbpsへも対応可能で、今後 10年以上は問題なく使えるだろうし、その後のことはその後考えることとしよう...。

再度電気工事担当に話をしてみると、コンセントへの LANポートの追加は問題なしで、電話台側の方も石膏ボードに穴をあけることで無理やりだがなんとかできますとの返事だったのでその形で発注する。まぁ、「ブロードバンド」という言葉の知名度が低かったこの時点で、部屋間の LAN配線まで行っているマンションなどあろうはずもなく、まだまだ大抵の方は気にされていないということなのだろうなぁ。

さて、内覧会。電話台のところは後から追加したことを感じさせない、思った以上に丁寧な仕事振り。各部屋の配線についても、ケーブルテスターを使って逐一チェックしたが完璧であった(^^;)

入居後のネットワーク構成は以下のとおり。

入居後のネットワーク構成

電話台のネットワークポートは以下のとおり。無線ルータハブから分岐したネットワークが各部屋へと配線されている。ちなみに短いケーブルは自作。ネットワークを触るなら、ケーブルの自作できるぐらいのセットは常備しておきたいものだ。

電話台のネットワークポート

また、各部屋側のコンセント(写真はカバーをはずしています)は以下のとおり。真中の下段が LANポートである。

各部屋側のコンセント

LAN配線自体は使いやすいものになっているが、後でよくよく考えると、コンセント側はアース付き3極にしておくべきだった... そうすれば PC関係のコンセントがそのままアースを気にせず使えたのに... 次回の電気工事の際の課題としておきます。


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