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[1994.06.25] NEC PC-9801 RA51 (パソコン)

やっとのことで…

一部の方は、既にご存じかも知れませんが、私もやっとのことで 386DX-20マシン(なぜか中古)を購入することができまして、ようやくHIMEMの御利益にあずかることができるようになりました。

UV2、突然の故障

そもそも、なぜ買替えるはめになったかという話になるが、別段 PC-9801UV2(今まで使っていた V30 マシン)に嫌気がさしたというわけではないのである。だいたい、私自身はUVにすごく愛着を感じていたので、できれば見捨てるようなことなどしたくはなかったのである。

ところがどっこい、この5月に突然UVが潰れてしまった。症状は "全く起動しない" というものであった。まぁ、1日5~6時間×9年間酷使したウチの場合 まあ、よく頑張った方か?

CPU V30死んだ? ROM
UVに搭載されていた V30EPROM[既にラベル剥がしました...]

遅い V30機とはいえども(森ベンチ 0.0枚といえばその遅さが伺い知れるであろう:買った1986年当時は当然最速マシンだったのだが~)、壊れてしまうとやっぱり相当不便なもので、どうしてもデスクトップマシンが欲しくなってきた。486ノートがあるじゃないかといわれそうだが、所詮ノート。FM音源ついてないしぃ、モノクロだしぃ、操作性悪いしぃ...。

デスクトップとしては、今、OAシステムで見切り販売されているX68000 compact XVI(\89,800)もめちゃくちゃ魅力的なのですが、私の場合、業務柄実務には使えないこと、さらには新たに HDDやメモリなどを調達しなくてはならないことなどがネックだということで却下...。マックは高級文房具だから、もれなく却下。

98に絞って考えれば、ウチの場合、286以降では安定動作しないというソフトウェア資産も多く(大戦略史上最高に面白いという大戦略IIや、XANADU,Ysなどがこれにあたる)、そのため、386とV30を両方積んでいるマシンが欲しいというわけで...。もちろん、UV時代の拡張スロット不足(たった2個!)に不満があったのも二次的要因ではある。

RA51を入手!

NEC PC-9801 RA51 そんなわけで、PC-9801 RA51(40MBHDD内蔵モデル)の中古をアプライドで買ってきたわけです。別にRA21(HDDなし)でも良かったのですが、店に行ってみると、RA21と同じ値段で1台だけ置いてあったうえに、よくみると、ボロいやつだけれどもFM音源ボードが刺さっていたので、これはらっぴーとかいうわけで、RA51に決めたわけです。で、3.5inch*2 を外付けしました(こちらは結構高かった)

で、HDDに入ってたソフトが奮ってて…

1. MS-DOS 5.0A (オオォ!)
2. Princess Maker II (ウワァー)
3. Rance VI (グウグウ)
..............以上。

それ以外は全く入っていなかった(本当に余計なファイル1個すら入っていなかった)。一体どういうヤツが使っとったんじゃぁ! 下取り出す前に消しとけよ!!

まあ、突っ込みはこれくらいにして、内蔵HDDは現在のところ必要性があまりない(=外付けSCSI240がある)ため、これはこれで置いとこうと思います(内蔵HDDは殺している=外部しか使ってない)

メモリは UVのとき使っていた MELCOの汎用 4MB RAMをそのまんま持ってきたのでメモリアクセスがちと遅い。メモリチェックが ”640KB+1024KB OK” を過ぎるとあからさまに遅くなる(爆笑)

さて、386ですが…速い速い(笑)。V30と比べたら格段に速い。FEPはサクサク動くし、FDの画面切り替えもスムーズだし...(逆に V30ではエディタすら重たいレベルだったというわけだ☆)。ま、Macのことえりほど重くはなかったけど(笑)

ただ、最近メインで使っていたのが ns/R (486ノート)だったので、やはりそれと比べるとどうも遅くていかん(^^;) 特にCPU内部キャッシュの違いか、繰返し(CASH?)を多用するプログラムなどに格段の違いが(笑)。特に MASL(Wikipedia MASLを参照)とかやっぱり相当重たい(@_@) まあ、そんなわけで* 、どうも486アクセラレータ(I/Oデータ 486DRX2あたり?)の導入は必要不可欠なようです。

”MASLを動かすためというわけで”という意味ではない。とりあえず Windowsを動かせるレベルに持っていきたいだけ。多分 Winを動かすにはかなり無理があるのは間違いないが、とりあえず、動くだけでいいんで~(グラフィックアクセラレータにサウンドボードに…いったい幾らかかるんだ)

そんなわけで、相変わらずド貧乏状態の私だったりします。今月は頑張ってハタラキたいと思います (--!) でも仕事から帰ってくるとパソコンをあまり見たくないのはなぜ!?(笑)

資料:PC-9801 RA51 ディップスイッチ設定一覧

SWNo.目的ONOFF
SW1 1ディスプレイの種類専用高解像度ディスプレイを使用標準ディスプレイを使用
(専用高解像度ディスプレイ以外)
2スーパーインポーズ機能使用する使用しない
3プラズマディスプレイ使用する使用しない
4フロッピディスクの選択内蔵装置 #3,#4
外付装置 #1,#2
内蔵装置 #1,#2
外付装置 #3,#4
5RS-232Cの伝送モード
56機能内容
ONONBCI同期送信タイミングには本体内部タイマを使用
受信タイミングはモデムのクロックを使用
ONOFFST2同期送受信タイミングに
モデムのクロックを使用
OFFON同期刻時機構送信タイミングには本体内部タイマを使用
受信タイミングはデータから生成
OFFOFF調歩同期
(非同期)
送受信ともに本体内部タイマを使用
6
7予約(常にOFF)(使用禁止) 
8ROMグラフ
サブルーチンモード選択
拡張グラフィックモード
4096色中16色が使用可能
基本グラフィックモード
8色中8色表示
SWNo.目的ONOFF
SW2 1予約(常にOFF)(使用禁止) 
2ターミナルモード指定ターミナルモードを指定するBASICモード
3テキスト画面の文字数80文字/行40文字/行
4テキスト画面の行数25行/画面20行/画面
5メモリスイッチ初期化の指定メモリスイッチの内容を
変化させることができる
システム立ち上げ時に
メモリスイッチを規定値で初期化
6本体内蔵固定ディスク
装置の切り離し指定
本体内蔵固定ディスク装置を切り離す本体内蔵固定ディスク装置を使用する
7予約(常にOFF)(使用禁止) 
8ROMグラフサブルーチンの
GDCモード選択
GDC 5MHz モードGDC 2.5MHz モード
SWNo.目的ONOFF
SW3 1内蔵フロッピディスク動作指定
12機能内容
ONON内蔵フロッピ装置を640KB固定で使用
ONOFFPC-9801-09ミニフロッピI/Fを使用する場合
内蔵フロッピ装置を1MB固定で使用
OFFON内蔵フロッピ装置であれば 640KB/1MBを自動認識する
フロッピディスク以外で起動の場合 640KBとして使用する
OFFOFF内蔵フロッピ装置であれば 640KB/1MBを自動認識する
フロッピディスク以外で起動の場合 1MBとして使用する
2
3予約(常にOFF)(使用禁止) 
4予約(常にOFF)(使用禁止) 
5予約(常にOFF)(使用禁止) 
6内蔵RAMの容量変更RAMを512KBにするRAMを640KBにする
7予約(常にOFF)(使用禁止) 
8CPU指定i80386μPD70116(V30)

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