」などに詳しい)に破れはしたとは言うものの、さすがはその当初から並々ならぬ気合いの入ったソニー、やることが一味違う。凄すぎる。しかも、ゲーム機のくせに音が良すぎる。そこらのオーディオ用CDプレーヤよりは遥かにいい音がしてるぞ。うーん恐ろしい。職場の同僚 K氏から夜中の突然の1本の電話。
「ねぇ、中古だけどプレステ買わん?」
多分、一月前までの私であれば、この金欠の現状を鑑みお断りしたことだろう。だが、何故だか今回はあっさりと話がまとまり、プレステユーザーへと堕落している私であった....。
そもそも、この一連の原因は、私が G氏から2週間ほど前に初めてとあるゲームの名を耳にしたことにことに始まったのだ...。
え？「ときメモ」って何?
そう、私はアーケードゲームフリークではあったものの、いまひとつ家庭用ゲーム機というジャンルは好きになれなかった。その詳細についてはおいといて、要はここ数年は家庭用ゲーム専用機などの動向については殆ど知らなかったといってよい。
G氏に依れば、「同級生にはまるようなユーザーなら、ときメモにはまるはず」という話である。延々と話を聞くにつれ、だんだんやってみたくなってきたというのがヨワすぎる(笑) とりあえず、「ときメモ」は PCエンジン版がオリジナルで、最近 PS版が発売されたという。
そうこういうわけで、うーん、年末調整も近いしぃ、MYSTやリッジレーサーもできるし、近いうちに買ってみようかなぁ～などと思っていた矢先の出来事であった。購入してしまったのはいうまでもない。
で、早速購入と同時に借用したソフトをプレイする。うーん、凄い。凄い凄いとは聞いていたが、もう恐ろしいほどの処理能力。一時期はN天丼(仮名)の策略(「ソニーvs.任天堂マルチメディア戦争の内幕―陰謀と裏切りに満ちたその裏側
リッジレーサーなどはアーケード版と(若干色数が少ない他は)遜色無く、鉄拳に至っても同様である。何でこんな処理ができるんだ。ナムコのシステムII基板で動くゲームを最初に見たときのような感動を覚えたりもしたのである。PC-6001で動いていたスペースハリアーを思い浮かべながら感慨にふける私だった..
それにしても「ときめきメモリアルTM forever with you」。全く何を間違ってこんなもん購入したんだか(^^;) 確かに外見を見る限り「同級生」仕立てのゲームに見える。でも、何で開発元があのコナミなんだか..(笑) さて、プレイだ。
ゲームをセットした瞬間、主題歌付きのオープニングときたもんだ。ふぅ...とため息をつくと同時に、軽い目まいを感じる。ゲーム専用機の場合、スクロールやスプライトのような効果は得意だが、フルモーションの動画(いわゆるアニメーション)には向かないという先入観のあった私は、1063ポイントのダメージを喰らったのであった。その作りのゴージャスさ、まさに OVA仕立てである。というか、全く見分けがつかない。おまけに喋る喋る。もう恥ずかしいぐらい喋りまくる。ゲーム中もご丁寧なことに全ての台詞を喋る。さすがCD-ROM。容量に任せて好き放題である。
ゲーム自体はかなり難易度の高いものである。登場人物は11人いるので、当然マルチエンディングなのだが、いろいろ工夫してみても大概同じエンディングになってしまう。うーん、ムズイ。こうなったら同級生2をやってた頃のように、エクセルで登場人物の行動＋パラメータ変化のデータ管理をせねばなるまい(爆笑) というわけで、ゲームそのものはかなり難しい。
それにしても「ときメモ」の人気は異常なようで、ゲームサントラCDをはじめ CDドラマなどのCDが20枚以上発売されているらしい(・o・) さらに、文化放送をキーステーションとした「もっと！ときめきメモリアル」などという恐ろしいラジオ放送はされているらしいし、海洋堂がときメモ登場人物のフィギュアを発売しているなど、凄すぎる。
まぁ、個人的感想を言わせてもらえば、ゲーム自体は嫌いじゃないものの、キャラがイマイチというか、あまりにいびつにキャラが立ちすぎてるのでどうも馴染めない(^^;) 同級生の方が個人的には合ってるかも...
あ、そうそう、このゲームは至るところにユーザーを楽しませる工夫があってツインビーなどのミニゲームが数本入ってるので、コナミファンなら購入する価値があるだろう(^^;)
プレステのCD-ROM自体は(当然ながら) ISO9660準拠のため、パソコンでデータを見ることができる。フリーソフトに「ときメモ画像吸い出しBMP化」なんてもんがあったので、私は驚いたぞ。
うーん、近々リッジレーサー2が発売されるそうで、これは間違いなく買いだろう。加えて、なんかせらむんSSなんかも出るらしい。なんだか変身メドレーなんかが入っていそうで恐ろしい... どぉ＞E氏
エッセイ内、「ときメモ」と育成ゲーム(当サイト内コンテンツ)も合わせてご一読のほど。