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[1999.08.05] ついに初の、自作パソコン

プロローグ

Windows2000もアナウンスされるご時世に、さすがに無印 Pentium マシンを使い続けるわけにもいかなくなってきた。というわけで、延々と悩んだが、結局、引越し(結婚)を機に、組み立て新調することにしたのであった。

部品選定

いろいろと悩みつつ、以下のような理由で部品を選定した。当時はこれでよかったが、後になって誤算となっているものも数点...

部品 価格 選定理由
CPU Intel Celeron 400-PPGA 9,900円 無印 Pentium マシン を 4年近くも使い続けて買い換える以上は、最新である PentiumIII は欲しい... が、現状 Celeronと価格差が 3倍もあるというのも、コストパフォーマンス的にも到底見合うものではなく、さすがに考えものである。というわけで、いつの日か Pentium IIIに買い換えることができる日がくることを信じて、今回はコストパフォーマンスを優先し、Celeronで我慢することにする。しかし Celeronは Intelの製品とは思えん安さじゃな...。
M/B AOpen AX6BC TypeR 13,500円 AX6BC TypeR将来の Pentium IIIへのアップグレードも考えると、Pentium III、Celeron 双方に対応できることが必要だ。さらに言えば、せっかくだから 3年程度は使えるものにしたい。長期間使うためには、まず BIOSのサポートがしっかりしていること、さらに、クロックアップができることは、将来の FSB高速化の時代への備えぐらいにはなるかもしれない。ということで、クロックアッパーご用達の Aopen AX6BC TypeRにする。とはいうものの、私にとって PCは何よりも安定動作が一番なのでクロックアップをする予定は毛頭ないが...。
音源 AOpen AW724 2,380円 現状、MIDIモジュールとして Rolandを使っている関係上、GSデータの再生には問題ない。一方で、XGデータも増えつつある昨今、サウンドボードの方で XGテーブルを持っていてくれると、何かと便利だ。ヤマハ YMF724あたりを積んでくれてればいいだろう。ただ、そこまで音質にこだわっているわけでもなし... それなりの音が出れば合格点だ。というわけで、店頭で安かったので、これに決定。
FDD 三菱 2modeバルク 2,500円 フロッピディスクは今まで 3モードを使ってきたというのはあるが、3モードはなかなかお高いので、当面 2モードバルクで我慢。
ATXケース Justy CAT-6001
(ミドルタワー)
6,800円 選定基準は、まず価格、次に拡張性。というわけで、価格がほどほど、そして、5インチベイ×4、3.5インチベイ×2を備える Justy CAT-6001 を選択 (注:Justy は2003年7月に倒産しました)。電源も 250Wということで、当面心配はいらないだろう...。これで、今までの機種でとにかく不満だった拡張性の問題が一気に片づくはず!?
HDD IBM DTTA-351010 17,800円 5400rpm/10.1GB。やはりハードディスクは信頼性と静粛性のIBMでしょう。
メモリ PC100 128M/CL2 バルク 11,300円 前の機種が80MBということを考慮すれば、ここは少なくとも 128MBは積んでおきたいところだ。
モデム Pctel, Inc.
HSP MicroModem 56
3,980円 Linuxなどでは動作しない、いわゆるWinModemだが、まぁ致し方あるまい。いざとなったらPCカードモデム持ってるし、何とかなるでしょう。
ソケット ASUS 370変換 1,780円 うーん、ゲタって思ったよりも意外と高いなぁ...。
OS Windows 98 SE OEM 13,800円 USBサポートも安定してきて、y2kもクリアしているという噂の Win98SEだ。Windows 95と比較してリソースの関係で不安定になりやすいと聞いていたので懸念していたが、意外と安定動作してくれて一安心。

製作雑記

自作機内部

写真は、組み立てが完了した段階での写真。やっぱフラットケーブルは邪魔になるな。筐体内部の通気性も悪くなるし...(結局、後にケーブル交換しました)

ところで、IBMの HDDはなかなか秀逸。IBMの HDDを買うのは今回が初めてなのだが、とにかく音が静かなのにびっくり。今まで使っていたディスクの動作音が嘘のようだ...。

Aopen の M/Bについては... 当時、Pentium III が Slot 1だったので、将来のアップグレードを考えてこれにしてみたのだが、その直後にふざけたことに、 Intelが Slot 1を見限ったため、結果的に BIOSアップデートなども少なくなり、何のためにこのボードを選定したかという部分に疑問が残る。もう次に組み立てるようなことがあれば Intelやめて AMDしかないかな...??

個人的に一番期待はずれだったなぁと思うのがケース。5インチ+3.5インチベイが多いのに気をとられていて、拡張性抜群だと思っていたのだが、ハードディスクの搭載位置のチェックを失念していたため、意外と拡張性がないことに後ほど気づく羽目となる。また、電源から出るコネクタの数が全然足りず、急遽分岐アダプタを買いに走ることになった。というわけで、ケースの内部構造も十分にチェックしてからケースを購入しましょう。あと、ケース側面のカバーの着脱がとにかくしづらいことも付け加えておく。しかし、側面カバーの着脱しやすいケースといえば、ショップで見てもかなりお値段のお高い部類になるので、今回は致し方ないかな...。なお、以上はあくまでも私の個人的事情によるものなので、一般には、Justyのケースはコストパフォーマンス的にもかなりお得で使いよいケースだと思われる。

さて、妥協して選んだ Celeronだが、やっぱ今までのマシンがマシンだけに、十二分に速く感じる。こんなことならもっと早く組み立てておくべきだった... ^^;


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