先々月、ようやく Pentium 4マシンを組み立てて運用してきたが、ここ数日、前のマシンから移植して使っている IBM IC35L060AVVA07-0(7200rpm/60GB/E-IDE) のスピンドルモータが不安定で、時々回転数が落ちているような気配だ。うーん、これはまさにHDDお亡くなりの前兆だ。
筆者はこれまで、十数回程 HDDがお亡くなりになるという経験をしてきたが、その症状のうち、一番多かったのはこのスピンドルモータ不調というパターンである。この現象が出はじめると、早ければ数日、遅くとも3ヶ月以内には HDDがお亡くなりになるというのがこれまでの経験だ。実は、職場で使っていたメインマシンの HDD(IBM DTLA-305040 : 5400rpm/40GB)も先週お亡くなりになったばかりであるが、これも先月ぐらいからスピンドルが不安定で、時々アクセスが止まっている感じであったのだ(さすがにバックアップはこまめにとっていたが...)。むぅ、このままではいかん!一日でも早く入れ替えねば...。
このHDDが 60GB品であることを踏まえると、入れ替えるとすれば S-ATA で 120GB以上は必須でしょう。というわけで、先々月購入した Seagate ST3120026AS(120GB:10,280円)を基準として考える。まず、この 120GB品の価格が妥当かということで、kakaku.comで調査した限りは、実に標準的な値段のようだ。じゃぁその上の 160GB品あたりは幾らぐらいなのだろう?
もし、120GB品と同じバイト単価であるとすれば... 120GB:10,280円=160GB:x円 を解くと x=13,707円となるので、この価格より低ければ 160GB品がお買い得となる。実際、同サイトによれば、SegateのS-ATA 160GB品(ST3160023AS)が 13,000円程度とあるので、やはりそんなものなのだろう。以上を考慮して、160GB品が 13,000円以下ならそのまま購入、そうでなければ120GB品を購入するという一応のアタリを付け、パソコン工房まで出かけてみる。
ところが、いざ店舗(福岡南店)に行ってみると、なぜか 120GB品しか在庫がない。しかも、前回買ったときから1円たりとも下がっていない(涙) せめて1万円を切ってくれていれば気持ちよく買えるというものだが、やっぱりこの数百円がギリギリの線なのかねぇ。
こんなことを考えると、そのまま買うには芸がないので、店員に 160GB品の在庫について尋ねてみると、博多店にはあるとの回答。値段は... なんと 13,480円なり。前述の計算を考えると、バイト単価で 120GB品に対するアドバンテージなど殆どなく、これでは全然話にならず、むしろウロウロする交通費のほうが勿体無い。というわけで仕方ないので素直に前回と同じSeagate ST3120026ASを購入する。ここでカードで支払ってポイントを溜めることぐらいしかできないが、ホントささやかな抵抗ですねぇ ^^;
というわけで新しい HDDは快調そのものです。ところで、いろいろな話に私のこれまでの経験を加えてまとめますと、HDDにとってどうも良くなさそうなのは、まず高温(とくに最近の 7200rpm overの製品は発熱も凄いです)、次に寒暖の変化(使用時と非使用時の温度差が激しいと、メカに負担がかかり、どうやら良くなさそう。窓際などにマシンを置いていると深夜は冷え込むみたい?)、さらに非使用期間が長くなってしまうと良くない(職場の HDDなどは引越しの後とか、正月休み明けなどに壊れた物が多い)という感じです。さすがメカもの、他の機械類とまったく同じですね。実際、パソコンを構成するパーツのうち、最も壊れやすいパーツはダントツでHDDです。パソコン歴の比較的短い人は、HDDのトラブルなどに遭遇したことのない方も多いとは思いますが、本当にトラブルというものは忘れたころにやってくるものです。失ったデータはお金では解決できないものなので、やはり普段からこまめなバックアップ、さらに早めのHDD入れ替えは不可欠ですよ。