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[2002.01.29] ADTEC AD-RW2410B (DVDコンボドライブ)

物欲の伴わない物欲日記...

昨年末、ベスト電器でファックスを買ったとき、6,000円の金券を貰った。このご時世に 6,000円と言えば、たいそうな額であり大変ありがたいものである。しかし、この使用期限が 1月31日までということらしい。そういうわけで、月末も押し迫った今日、慌ててベスト電器にきて家電、オーディオ、PC関連など順次見て回ったものの...

うーん、私をもってしても、全く欲しいものがない! 何たる事態であろうか!! 最近の家電はコストダウン至上主義のせいか、所有欲を満たすまでの高級感も魅力も無い製品ばかりだし、一方の PC周辺機器についていえば、バルク品に漬かりきった体には、既に市販のメーカー品など何の魅力もなし。せいぜいメーカー品で欲しいといえば、液晶モニタか、TVチューナ&キャプチャボードぐらいだ。

確かに、狭い机上に辟易しているので、液晶モニタは欲しくてたまらないのだが、結構な手出しを強いられるし、金券に踊らされて買うには無謀すぎる。かといって、チューナボードは大して必要性がないのと、Windows 2000→XPの過渡期にあたる今現在、将来にわたって安心して選択できるものがない。ならば、新規のデバイス導入は見送って、まずは基本に返り、今の PC環境の改善を考えることにしよう。

と、ここでふと頭に浮かんだのが、手持ちの CD-R/RWだ。このドライブは化石的存在になりつつある倍速のドライブで、今はなき(^^;) キャラベルデータシステム* の製品だったりする。もちろん、JustLink にも BURN-Proof にも無縁の品だ。ゆえに、書き込みの遅さと信頼性の低さから、現在、殆ど使うことなく放置されているという悲しい実態がある。

*)キャラベル倒産は 2001年5月の話。なお、私手持ちのものは RICOH からの OEM です

さらに、このドライブは SCSIドライブである。SCSI全廃計画発令中の今、これこそ真っ先に ATAPIタイプ*へと買い換えるべきものではないだろうか?? CD-R/RWドライブなら、いくらベスト電器とは言えど、1万円ちょいで購入できるから、金券にちょっと手出しするだけでOKだ。ならば CD-R/RWでも買ってみるか。

*)本当は CPU負荷の観点からも IEEE1394にしたいのですが、1394 対応のドライブはべらぼうに高い...

店頭を眺めていると、真っ先に目に止まったのが、RICOH製の DVD-ROM/CD-R/RW コンボドライブ。しかし... 24,800円だとぉ!? 確か、このドライブの市場平均価格は 1万円台後半だったはず。これじゃ金券使っても差額が埋まらんではないか。さすがにベスト電器、割高感が否めない。ここで CD-Rドライブとか買うのは法人顧客ぐらいなんだろうなぁ。

さらに探すと、隅っこの方に CD-R x24と、昨年夏時点での最速製品であった ADTEC AD-RW2410B(製造元:SANYO)が。うーん、12,800円かぁ。これも他店より2割ほど高めだけど、金券分を考えたら妥当な額になるだろう... と一旦は納得してみるものの、何だか損した気もする。このままでは悔しいので、また家電コーナーを含めて一通り店を見て回るが、やはりこの CD-R/RW あたりが妥協点だろうということで購入。ストレージ系で化粧箱入りの製品など買ったのは何年ぶりだろうか!? 今回ほど物欲の伴わない買い物は初めてである。

持ち帰ってきたまでは良かったが、PCケースを開けるのが一仕事なので、結局、週末になってようやく作業にかかる。私の PC の IDEは、HDD×2台+CD-ROMDVD-ROMと全て埋まっているので、この機会に CD-ROM と交換する形で接続(→写真)

このドライブのスペックは CD-R(x24)、CD-RW(x10), CD-ROM(x40) となっているが... この 24倍速書き込みというのは、一体どういうことだろうか(^^;) 今まで 4倍速までのドライブしか使ったことのない私にとって、とても新鮮な数字である。イエローブックの標準速は内周で約 500rpmであるから、24倍速と言うことは... Zone CLV機能が絡むとはいえ、おおむね、遠心分離機並みのスピードで回転しているところに書き込みが可能なのか!? ここまでくると既に想像を越えた世界だ。

ところで、現在、私の手元にある CD-R メディアは「4倍速対応」なるものなので、いまのところ高速書き込みの恩恵にあずかっていない。ストックがあと10枚ほどあるので、高速書き込みの評価については、その後ということで... ^^;


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